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2016年の世界スマートフォン出荷は減速し、3.1%増に──IDC予測調査リポート

IDCの予測によると、2016年の世界でのスマートフォン出荷台数の成長率はついに1桁台(3.1%増)になるという。日本は6.4%増の見込み。AppleのiPhoneは前年比2%減でシェアは15.3%になる。

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 米調査会社IDCは6月1日(現地時間)、2016年通年の世界におけるスマートフォン出荷に関する予測を発表した。2015年は前年比10.5%増と辛うじて2桁だったが、同社が調査を開始して以来初めて1桁台に留まり、3.1%増になる見込みという。主に成熟市場と中国で成長が減速している。

 北米、西欧、中国、日本などでの成長が1桁台になるとIDCは予測する。日本の成長率は6.4%としている。これらの地域では、通信キャリアによる2年縛りが廃止されたり、オンラインショップでの端末販売が増加するなどの変化がみられるという。

 OS別の予測では、Androidは6.2%増の12億4000万台で、シェアは前年比3ポイント増の83.7%になるという。iOS(iPhone)は初めて前年より減少し、2%減の2億2700万台になる。シェアは前年比0.9ポイント減の15.3%。

 Windows Phoneは61.6%減の1120万台でシェアは0.8%。米Microsoftは5月、スマートフォンハードウェア部門の縮小を発表しており、Lumiaシリーズを終了するとみられている。IDCは「Microsoftがうわさの“Surface Phone”を出すかどうかは分からないが、たとえ出したとしてもハイエンド端末になり、マスマーケット向けではないだろう」としている。

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OS別世界スマートフォン出荷予測(資料:IDC)

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