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ポケモンGOのカウントフリーはやる? iPhoneの販売は?――「mineoファンのイベント」質疑応答(2/2 ページ)

7月30日と31日に開催された「mineoファンのイベント」では、参加者からさまざまな質問や要望が出た。ネットワーク、サービス、端末、全体戦略に分けてお届けする。

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端末について:ハイエンドスマホも検討する

―― 端末はどんな基準で選んでいる?

杉野氏 ベースにあるのは、安心して使えること、使いやすく壊れないこと、壊れてもきちんと修理ができること。そのうえで9月に3機種用意した。3万円台や2万円台の中から、おサイフケータイに対応した機種(arrows M03)、コストパフォーマンスに優れた機種(ZenFone Go)、高機能なもの(HUAWEI P9 lite)を集めた。これからは5万円台のハイエンドな機種、タブレットがいいという声もあるので、次のリリースから含めていきたい。

mineoファンのイベント
9月に発売する「arrows M03」「ZenFone Go」「HUAWEI P9 lite」

―― デュアルSIM端末で、両方のSIMで3G以上の待受に対応している機種があるが、mineoのA/Dプランを提供している中で、デュアルSIM対応機種を導入する考えはあるか。

杉野氏 現時点ではデュアルSIMに対応した端末はないが、今後出す可能性はある。auもドコモも電話も対応できる最強のデュアル待受があるといいと思っているが、電話サービスは(キャリアからの)卸で展開しているので、キャリアのかけ放題SIMとmineoのデータSIMという組み合わせをされると、(売上の面で)けっこうつらいと思っている。ただ、対応する端末をえり好みをすることはなく、皆さまが魅力に感じるようなものを採用しようと思っている。

―― 最近、主要3キャリアじゃないところ(Y!mobileやUQ mobile)がSIMとセットでiPhoneを提供している。(Y!mobileとUQ mobileでは)独自の構成プロファイルを入れて、素直に使える環境ができている。その辺は検討しているのか。

上野氏 例えばUQさんのように、われわれもiPhoneを扱えたらいいなとは思っている。それに向けて、どうですかね〜というのは、頭出しレベルではいろいろなところに相談をしに行っている。一方で本当に扱うとなると、Appleさんとの話し合いもあり、できるのかもできないのかも含めて検討中。auさんと調整をしながらやりたい。

―― mineoオリジナル端末を出す予定は?

杉野氏 arrows M03では、mineo専用カラーがある。ロゴも含めた完全オリジナル? 検討はしたいが、われわれだけで作ると、かなりの台数のコミットが必要で、実際に売れ残りが出て痛い目にあったことがある(苦笑)。SIMフリー端末をタイムリーに扱って選択肢を広げたい。

全体の戦略について:収支状況は大きな声では言えないが○○です

―― MVNO業界は法人向けサービスを行っているところもある。法人向けサービスの展開?

上田氏 個人向けも法人向けも成長分野なので、分かりやすいソリューションを提供したいと思っている。世の中、IoTやM2Mなど、モノがネットにつながってデータを集めて分析して新しい価値を生み出すところに来ているが、分かりにくい状態になっている。われわれとして、何かのセンサーとSIMを結び付けてデータを集めて、こんな分析ができるなど、分かりやすいパッケージを出したい。今後、いろいろなメーカーと組んでいきながらその辺を考えていきたい。ちなみに車分野でサービスのパッケージをリリースしている。

―― mineoはMVNEとしての取り組みをどのように考えているか?

上野氏 IIJはすごい(MVNEを)やられていて、われわれもやりたいとは思っている。一部で電力の情報通信子会社と組んでサービスを提供している。それ以上にも広げていきたいが、どんなサービスを提供してどこと組むかは探し切れていない。水面下でいろいろなところと検討している。

―― mineoでは今後どういう層を増やしたい?

森氏 ざっくり言うと4段階。まず、めちゃくちゃ詳しい人。次が若手のOLやサラリーマン。その次が主婦、シニアという順番だと思っている。今は20代が伸びているので、まずはそこを伸ばしていきたい。20代の特徴は、回りからの紹介で使う人が多いので、友達に紹介してもらいやすいようなサービス、友達と一緒に入ることでメリットがあるようなサービスを出していきたい。

―― 収支の状況は? もうかっているの?

上田氏 大きな声では言えないが赤字です。何にお金を掛かるかというと、大きく2つ。キャリアの設備を借りる際の接続料と、mineoを知ってもらうための宣伝費。どちらもやめられない。接続料をやめると速度が出なくなるし、プロモーションをやめるとmineoの存在が認知されないので、その2つはお金を掛けてやっている。もちろんこのままやっていくとmineo自体が存続できなくなるので、早めに黒字を出したい。

―― プロモーションの件で聞きたい。mineoでベッキーさんがいろいろあったときに、なぜ、葵わかなさんを選んだのか?

森氏 (ベッキーさんの降板があり)急きょ(後任選びを)やらないといけなくなった。あまり色の付いていない女優さんがよかったので、若く、これから活躍される可能性のある何人かの中からあおいさんを選ばせてもらった。ドタバタだった。

葵わかな
mineoのプロモーションで登場する葵わかなさん

―― マイネ王はどんなふうに運営している?

森氏 まず6人が専属で担当している。コメントを見る、返信を見る、記事・Twitter・Facebookを編集する、要望を受けてシステムに落とし込む、といったことを担当している。専属ではないが、ほかのメイン担当を含め、総勢20人ぐらいは記事を書いたことがある。関係者も日々、何を書くかを考えながら運営している。

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