日本でモバイル決済が普及しない理由/ドコモのAndroid TV STB:Mobile Weekly Top10
日本ではモバイル決済があまり普及していません。一体なぜなのでしょうか?
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2018年1月22日〜2018年1月28日
- 世界の決済事情から考える「日本でモバイル決済が普及しない理由」
- Android TV搭載STB「ドコモテレビターミナル」が1月30日発売 4K・HDR対応で1万円台半ば
- OPPOが日本のスマホ市場に参入 第1弾「R11s」を投入
- “ライカ品質”の差はどれだけある? Huawei「Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」で撮り比べ
- 「サブブランド」優遇 してる? してない?――KDDI、UQ、ソフトバンクが説明
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- ソフトバンク系MVNOの「テザリング」 2018年春めどに実現へ
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2018年1月22日から1月28日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。
1位の「世界の決済事情から考える『日本でモバイル決済が普及しない理由』」は、日本において携帯電話やスマートフォンを使った決済方法が普及しない理由を考察した記事です。
この記事でも指摘されていますが、日本は元来、カード決済の普及率が低いと言われています。最近では銀行が「Visaデビットカード」「JCBデビット」など既存のクレジットカードの決済インフラを流用できるデビットカードを発行し始め、「Square」「楽天ペイ」「Airペイ」といったスマホやタブレットを利用したカード決済サービスが広がり始めており、カード決済を取り巻く環境は改善しつつありますが、欧米と比較すると“まだこれから”感はあります。
また、ICカードや携帯電話・スマホを使ったモバイル決済も、日本においてはセキュリティ上の懸念から使うのをためらう人が多いようです。筆者は日常の決済のほとんどをAndroidスマホの「おサイフケータイ」かiPhoneの「Apple Pay」で済ませています。お釣りのやりとりがないため決済もスムーズですし、紛失・盗難にあってもすぐに機能を止められるため、そこまでセキュリティ的に問題を感じることがないからです。
決済環境の整備と並行して、利用者の意識を変えていくことも、カード決済やモバイル決済の普及には必要なのかもしれません。
2位には、「Android TV搭載STB『ドコモテレビターミナル』が1月30日発売 4K・HDR対応で1万円台半ば」がランクインしました。
ドコモテレビターミナルは、NTTドコモの2017年冬モデル・2018年春モデルと同時に発表された、Huawei製のセットトップボックス(STB)です。ドコモのSTBとしては、同じくHuawei製の「dTVターミナル」から約2年9カ月ぶりの新機種となりますが、OSを「Android TV」とすることで汎用(はんよう)性を高めています。
このSTBの真価は「ひかりTV for docomo」が始まってから発揮される……はずなのですが、筆者としては、ドコモ“以外”が提供する映像サービスにどれだけ対応できるかが普及のカギを握っているような気がします。
Android TVには、さまざまな動画配信サービスを視聴するためのアプリが用意されています。しかし、非対応機種では「ダウンロード不可」あるいは「ダウンロードできても動作させない」ようにしているものが多いため、Androidスマホ・タブレット向けアプリのように「とりあえずインストールして動かしてみる」ことが困難です。
ドコモ以外の動画サービスにも広く対応できるよう、ドコモ(やアプリ提供者)には頑張ってもらいたいと思います。Android TVを採用した意味が少なからずそがれてしまうので……。
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