中古端末意識調査 男性の半数が端末を売ることへ「抵抗なし」
MMD研究所は、12月13日に「2018年中古端末に関する意識調査」の結果を発表した。男性の半数以上が端末を売ること、3割以上が買うことに「抵抗がない」と回答。中古端末への抵抗の理由上位は「バッテリーの持ちが心配」「誰が持っていたかわからない」「性能の劣化が心配」となった。
MMD研究所は、12月13日に「2018年中古端末に関する意識調査」の結果を発表した。調査対象は15歳〜69歳の男女1630人で、調査期間は11月9日〜11月16日。
自分のスマートフォンを買い取りに出すことに対し「あまり抵抗はない」「抵抗はない」と答えたのは合計47.6%。性年代別で見た際に「あまり抵抗はない」「抵抗はない」という回答が多かったのは、男性50代の62.7%と30代の56.5%、女性30代の46.2%、10代の43.9%となった。
中古端末を買うことに対し「あまり抵抗はない」「抵抗はない」と答えたのは合計25.7%。性年代別で見た際に「あまり抵抗はない」「抵抗はない」という回答が多かったのは、男性30代の38.7%と50代の34.0%、女性30代の26.2%と10代の22.7%で、男女で意識がことなることが分かった。
中古端末に「抵抗がある」と回答した1210人へ、抵抗の理由を聞いた。最も多かったのは「バッテリーの持ちが心配」の56.5%で、次いで「誰が持っていたかわからないから」が51.4%、「性能の劣化が心配」が49.8%となり、性別で見ても上位の項目は同様となった。
一方で「セキュリティが心配」は男性が37.5%、女性が49.8%で12.3ポイント差となり、「買った後にどう設定すればいいのかわからない」は男性が8.7%、女性が20.2%で11.5%ポイント差、「誰が持っていたかわからないから」は男性が45.6%、女性が56.2%と10.6ポイント差と大きく差が開いた。
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