ワイヤレスで行こう!
ワイヤレスイヤフォンにモーションセンサーを搭載! 「Jabra Sport Coach Wireless」を試す(1/4 ページ)
夏の暑さが一段落してくれば、秋はスポーツを楽しむのに最適な季節だ。トレーニングジムやスポーツセンターのランニングコースで汗を流すアスリートたちの耳元に注目すると、今では多くの人がイヤフォンで音楽を聴きながらスポーツを楽しんでいる。
従来“スポーツイヤフォン”と呼ばれる製品は、本体が防水・防滴設計になっていて、役割としてはスマホやiPodなどオーディオプレーヤーにつないで音楽を聴くためのものだったが、多くの製品がBluetoothによるワイヤレス接続に対応するようになり、さらに昨年の後半頃からはイヤフォンの本体にセンサーを内蔵して、モバイルアプリと連携しながら効率の良いトレーニングをコーチしてくれる製品も徐々に増えてきた。
今回はスポーツ用イヤフォン製品に注力するブランドである「Jabra」から発売された、本体にモーションセンサーを内蔵するワイヤレスイヤフォンの新製品「Jabra Sport Coach Wireless」の使い勝手を検証してみる。
創業140年のブランドが培ってきた補聴器の技術を注入したイヤフォン
Jabraはデンマークに拠点を構えるGN Netcomが展開する、携帯電話などモバイル機器向けハンズフリーデバイスのブランドだ。創業140年という歴史を持つGN Netcomには、長年に渡って事業の柱としてきた「補聴器」に関連する技術と、ビジネスやコンシューマー向けヘッドセットの開発で蓄積してきたノウハウがある。その開発資産をJabraのブランド製品にも注入しつつ、現在は片耳タイプのBluetoothヘッドセットだけでなく、特にオーディオ製品にもこだわりのラインアップをそろえてきた。センシングやアプリ開発の分野で培ってきた技術をハードに融合する取り組みにも積極的だ。その成果は主にスポーツ用ヘッドセットの製品カテゴリーに生かされていて、今回発売される“クロストレーニングにも最適なワイヤレスヘッドホン”をうたう「Jabra Sport Coach Wireless」もブランドのコンセプトを代表するモデルだ。
「クロストレーニング」という言葉は耳馴染みがないという方も多いかもしれないが、全身の筋肉や体の機能のパフォーマンスをバランス良く向上させるため、複数のスポーツ種目の運動を組み合わせて体を鍛えるトレーニング方法を差している。例えば水泳の選手が専門競技の練習だけでは鍛えられない筋肉を強化するため、他の種目のトレーニングを積極的に採り入れるような運動方法もクロストレーニングの1つだ。「Jabra Sport Coach Wireless」の場合、カナル型イヤフォンがベースになっていることもあり、端的にいえば屋外でのジョギングよりも、フィットネスジムなど屋内で筋力トレーニングを行うシチュエーションで“いい音”を楽しむのに最適であることから、クロストレーニングとの相性の良さをアピールしている側面もあるようだ。
ネックバンドスタイルによる装着性を徹底的に向上させた
「Jabra Sport Coach Wireless」は、専用のトレーニング管理アプリ「Jabra Sport Life」と、音楽プレイヤーアプリ「Jabra Sound」をスマホに入れて一緒に楽しむことで真価を発揮するイヤフォンだ。それぞれのアプリは最新のiOS/Android OSをサポートしている。
本体は左右のイヤフォンを60センチメートルのケーブルで結んだネックバンドスタイル。本体の重さは16グラムと非常に軽量だ。イヤフォン部分は密閉タイプのカナル型で、左側のイヤフォン本体にモーションセンサーが内蔵されている。iPhoneやAndroidスマホにBluetooth経由でペアリングしてアプリを起動すれば、トレーニングメニューを音声でコーチングしてくれたり、スマホのGPS機能と連動したランニング経路のトラッキングや音楽再生などが一緒に楽しめる。
イヤフォン本体には先行発売されているスポーツイヤフォン「Jabra Sport Plus Wireless」と同じ、6ミリ口径のダイナミック型ドライバーを搭載。再生周波数帯域は20Hz~2万Hz、インピーダンスは16オーム。オリジナルの音楽再生用アプリ「Jabra Sound」はiOS/Androidそれぞれのストアからダウンロードして、本機を含むJabraの指定製品のパッケージに封入されているアクティベーションコードを打ち込むと使えるようになる。
USB充電対応の内蔵バッテリーは約2時間でフル充電になり、そこから連続5.5時間の音楽再生・通話に対応する。
装着性を高めるためのアイテムとして、柔らかいシリコン素材のイヤーチップのほか、ウイング形状の取り外し可能なサポーター「イヤーウィング」が採用されている。それぞれにS/M/Lの3種類のサイズがそろっていて、ユーザーが簡単に交換できる。GN Netcomのスタッフによれば、「長年に渡って補聴器を開発してきたブランドなので、数多くの耳型のサンプルをベースに誰もが心地良い装着感を追求してきた。イヤーチップとイヤーウィングの組み合わせが最高のフィット感を実現する」という。
本体はIP55相当の防水・防塵設計なので、トレーニング時の汗濡れにも強い。カラーバリエーションにはブルーとイエローに、レッドの明るい3色がそろう。
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