FacebookのザッカーバーグCEO、初公聴会を無難に乗り切る
米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは4月10日(現地時間)、米連邦議会上院司法委員会の公聴会に出席し、約8700万人のユーザーの個人情報が流出した問題について、「私のミスだった。この責任はFacebookを経営する私の責任だ」と謝罪した。
「Facebook, Social Media Privacy, and the Use and Abuse of Data」(Facebook、ソーシャルメディアのプライバシー、データの利用と不正利用)というこの公聴会に招請されたのはザッカーバーグ氏のみ。途中5分間の休憩をはさんで約4時間にわたった。
ザッカーバーグCEOはまず、「Facebookの担う責任を大局的にとらえていなかったことは大きな過ちだった」とし、「これは自分のミスであり、謝罪する。自分がFacebookを立ち上げ、経営しており、今回のことは自分に責任がある」という証言原稿を読み上げた。
同氏は、今後は対策を強化し、ユーザーのプライバシーを保護していくと語った。Facebookは公聴会前に立て続けに対策を発表している。
Facebookのようなプラットフォーマーを規制する法令は必要と思うかという質問に対しては、それが適切なものであれば歓迎すると答えた。
個人情報を収集してターゲティング広告を表示する現在のビジネスモデルではなく、有料のサブスクリプションモデルに切り替えるべきではないのかと複数の議員が質問したが、ザッカーバーグ氏は、今後も常に無料版を提供し続けると語った(有料サービスを否定はしなかった)。「世界中の人々をつなげ、関係を強めることがわれわれのミッションだ」とも説明し、個人情報の収集が広告のためだけでなく、サービスのミッションのためのものであることを強調した。
公聴会の間、ザッカーバーグ氏は緊張した様子ではあるものの、サービスについての知識があまりない議員からの誤解に基づく質問(ユーザー情報を外部に売るのはなぜか、など。Facebookはユーザー情報を販売していない)にも表情を変えずに静かに答えていた。
ただ、Facebookは政治的に中立の立場なのか、Oculus VRのパルマー・ラッキー氏を解雇したのは同氏が共和党支持を表明したからではないのかという質問には、やや表情を硬くしてラッキー氏の退社は政治的思想とは無関係だと答えた。
同氏は翌11日には下院エネルギーおよび商業対策委員会の公聴会で証言する予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
2
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
3
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
4
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
5
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
6
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
7
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
-
8
Microsoft、約6万人対象の希望退職制度を発表 巨額のAI投資で経費抑制か
-
9
タイムズカー流出で顧客らが損害賠償求め運営会社提訴へ サイト開設の弁護士が記者会見
-
10
Anthropic、IPOを正式申請 上半期売上高は約14倍、純損失807億ドル
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR