浦上早苗の中国式ニューエコノミー
Apple減収減益でもiPhoneシェア拡大、「全員敗者のスマートフォン市場」(5/5 ページ)
中国と欧州では折りたたみスマートフォンが拡大
ハイエンド市場でiPhoneに対抗するためAndroid端末メーカーが力を入れているのが、19年にSamsungやHuaweiが製品を発売し、市場が生まれた折りたたみスマートフォンだ。
現状では価格が非常に高くニッチの域を出ていないが、Counterpointは23年の出荷台数が前年比52%増の2270万台に達し、端末価格1000ドル(約13万円)超のハイエンド市場で2桁のシェアを獲得すると予測する。
今年から来年にかけての有望市場は中国と欧州で、Samsungは中国に、中国メーカーは欧州に照準を当て新商品を投入する計画だ。Huaweiがスマートフォン市場から脱落したあとハイエンドシェアを取れずAppleに押されっぱなしの中国メーカーにとっては、起死回生を狙う市場になる。
ただ、折りたたみスマートフォンではSamsungが既にマーケットリーダーの地位を固めつつある。
Canalysは23年のスマートフォン市場が前年並みか微増にとどまると予想しており、「AppleとSamsungはハイエンド製品の優位性により、不確実性を乗り切るのに有利な立場にある」と指摘した。
筆者:浦上 早苗
早稲田大学政治経済学部卒。西日本新聞社を経て、中国・大連に国費博士留学および少数民族向けの大学で講師。2016年夏以降東京で、執筆、翻訳、教育などを行う。法政大学MBA兼任講師(コミュニケーション・マネジメント)。帰国して日本語教師と通訳案内士の資格も取得。
最新刊は、「新型コロナ VS 中国14億人」(小学館新書)。twitter:sanadi37。
<!--info end-->
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
浦上早苗の中国式ニューエコノミー
新聞記者を経て、中国へ留学後、中国に関する経済ニュース等を複数媒体で執筆する筆者が、中国の3大IT企業“BAT”を始めとする企業、ブロックチェーンやビットコイン、フィンテックや信用スコア、AIや5Gなど、中国最新のニューエコノミー情報をお伝えする。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
陸自が「イオンモール熊本」内部をドローン撮影 防衛省が映像公開
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
8
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
9
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
10
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR