知らないと損!?業界最前線
新聞紙で炊くタイガーの炊飯器、開発のきっかけは「もったいない」だった 廃棄内釜を災害対策に(3/4 ページ)
新聞紙だけでご飯が炊ける
そうして完成した「魔法のかまどごはん」。面白いのはその炊飯方法だ。通常、ご飯を炊くには強い火力が必要となる。このため電気炊飯器なら1000Wを超える電力を使い、飯ごう炊飯でも多くの薪を使って強い炎で沸騰させる。
「魔法のかまどごはん」が使う燃料は、新聞紙だ。全判11枚で5合のご飯が炊けるという。このときのポイントが新聞紙を半分に切ったあと、ねじって棒状にすること。そして約1分半ごとに新聞紙かまどの2つの穴に交互に入れて行く。このことにより、強い火力を手軽に生み出せるという。
3合のご飯は、全判9枚の新聞紙で炊飯できる。吸水時間が30~40分、炊飯時間が約20分、蒸らし時間15分で、トータル1時間強で炊ける。電気炊飯器とは異なり、常にそばにいて新聞紙を投入し続ける手間はあるが、直火で手軽にご飯を炊く体験ができるのだ。
また燃料は新聞紙だけでなく、牛乳パックでも代用できるよう、枚数やタイミングを調整中だという。
おいしく炊くための工夫もある。「魔法のかまどごはん」では一般的な炊飯器とは異なり、内釜がかまどから飛び出したかまどのような構造となっている。これは内釜の上部を外に出すことで内部の温度に差をつけるため。下部の温度が高く、上部を低くすることで、内釜内部で熱対流が起こりやすくなるのだ。
実際に「魔法のかまどごはん」で炊いたご飯を試食したが、粒立ちがよく、ハリのあるご飯が炊けていた。アウトドアシーンはもちろんのこと、災害で避難しているときなどに、この温かい炊きたてご飯が食べられたら、非常に嬉しいはずだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
知らないと損!?業界最前線
コロナ禍によるライフスタイルの変化や各種原材料費の高騰、またデジタライゼーションやDXの波など、ビジネス界を取り巻く変化はより一層大きなものとなっています。常に新しい変化が求められる中で生まれる各業界の最新情報やトレンドを、さまざまな識者の視点でお届けします。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
8
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
-
9
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
10
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR