NEWS Weekly Top10
メタバース、子どもには“当たり前”かも 仮想空間で「追いかけっこ」「かくれんぼ」する小学生
ITmedia NEWS Weekly AccessTop10
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は6月28日から7月4日までの7日間について集計し、まとめた。
先週のアクセス1位は「メタバース」の現在地についての記事だった。コロナ禍で拡大していたメタバース市場に急ブレーキがかかっているという。2024~25年にかけ、大手企業が手掛けていた複数のメタバースプラットフォームが相次いで終了しているそうだ。
記事では、VR空間を利用するためのヘッドセットの利用が面倒、といった声を紹介。メタバース普及の鍵として、VR環境が手軽になることや、生成AI技術などによって3Dコンテンツ生成がより感嘆になること、“キラーコンテンツ”の誕生などを挙げている。
この視点は、大人の目線、ビジネス面では正しいのだろうが、我が家の小学生の2人の子どもからは、ちょっと違う風景が見えてくる。
仮想空間で「追いかけっこ」「かくれんぼ」する小学生
2人は「Roblox」でよく遊んでいる。記事でも紹介されているがRobloxは、子どもに人気のグローバルなオンラインゲームプラットフォームだ。自分のアバターを使って3D空間で遊べるゲームが無数に公開されている。
子ども達はRobloxで何をしているかというと、「追いかけっこ」と「かくれんぼ」だ。誰かが構築した3D空間で、自分のアバターを操作し、兄妹で追いかけっこしているのだ。3D空間を公園のように使い、やっているのは現実世界と同じ遊びだ。
Nintendo Switchの「あつまれ どうぶつの森」(あつ森)でも、友達同士でよく遊んでいる。そこでやっているのも追いかけっことかくれんぼ。女の子同士だと、アバターを着せ替えてファッションショーを始めることもある。子ども達に人気の「マイクラ」ことMinecraftも、自由に遊べる仮想空間だ。
そもそもメタバースとは何だろうか? 由来となったSF小説「スノウ・クラッシュ」では、ゴーグルを着けて没入する、現実そっくりの仮想空間をそう呼んでいるようだ。しかし、日本でメタバースの先駆けと報じられた3D仮想空間「Second Life」は、2007年のブームのピーク時はVRゴーグルに対応していなかった。VR=メタバースというわけでもなさそうだ。
現実社会に似た3D空間で、自分のアバターを作って自由に動ける、という面だけで見れば、Robloxやマイクラはメタバースと言えそう。あつ森は2Dだが、自由度の面ではメタバースといえる気がする。自由度の高いゲームとメタバースの境はとてもあいまいかもしれない。
デジタルデバイスを使いこなす小学生にとって、自分のアバターでオンライン世界で遊ぶのは、友達と公園で遊ぶぐらい普通だ。3DやVRがもっと手軽になれば、メタバースにアクセスするツールの一つとして違和感なく使っていくような気がする。
大人たちはビジネスの規模や事業性ばかり気にするが、子どもたちにはそんな事情は関係ない。メタバースの未来は、案外身近なところで始まっているのかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
NEWS Weekly Top10
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
デンマークの880万人分流出、原因はパスワード「123456」 ハッカー「侵入は難しくなかった」 現地報道
-
2
SBI証券のFXで“誤ロスカット” 再委託先IIJが作業ミス、システムでも検知できず 779口座が対象
-
3
「Google Play」、AI Studioで作った自作アプリを自分の端末で実行可能に AIでゲームを探す機能も
-
4
デジハリ大、「Claude」を全学導入へ──国内初、“回数気にせず”使い放題に
-
5
化粧品販売「アエナ」約81万人分の個人情報流出か 氏名やクレカ下4ケタ・有効期限など
-
6
Google、待望の新AIモデル「Gemini 4 Argon」一般提供を開始 推論の継続力を強化 一部ベンチでトップに
-
7
小中学校の校務に“自前運用”の国産LLM NTT西と茨木市が全国初の実証
-
8
キャッシュレスサービス「IDARE」、約13万人の個人情報漏えい 残高や取引履歴なども
-
9
ブックオフ漏えい、退会者21万人も対象 個人情報638万人分の外部送信を確認
-
10
米Getty Imagesが破産申請へ AI画像の台頭で経営悪化、「報道写真」軸に年内の再建目指す
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR