荻窪圭のデジカメレビュープラス
初心者が失敗しがちな「ホワイトバランス」をデジカメ画面の情報を使って理解する方法(3/5 ページ)
AWBではうまくいかない場合-その1-
AWBでは按配(あんばい)が良くないことはたまにある。例えば、同じシーンで構図を変えながら何枚も撮るとき、オートだとカットによって微妙に色が変わることがある(その都度WBが判断されるわけだから)、わざとちょっと色味を変えたい(夕焼けを強調するためにより赤くしたいとか)、その他もろもろ。
そういうときは、あらかじめ用意されたホワイトバランスを使うのが話が早い。どのカメラも、晴天・曇天・日陰・白熱灯(電球)・蛍光灯くらいは用意している。
晴天下を基準とすると、曇天下ではそれよりちょっと青っぽい光(色温度が高い)になるので、それに合わせたセッティングになる。晴天下で「曇天」WBにすると実際よりやや赤い方にシフトした色になるので夕焼けを撮る時なんかは良いわけだ。
日陰はそれよりさらに青白い。日向と日陰が混在する白い建物を撮ると写真を撮ると、日陰部分がちょっと青白いのが分かると思う。カメラは晴天下だと判断するので、日陰部分が青白くなるのだ。
晴天下でホワイトバランスを日陰にすると、カメラは青白い日陰を白く撮るつもりでホワイトバランスを設定するため、全体に赤い方にシフトした写真になるわけだ。
逆に、蛍光灯や白熱灯(電球)は晴天(太陽光)より色温度が低い。蛍光灯は……まあ質や光の色がけっこうバラバラなのと、最近は減ってきてるのであまり使わないかな。蛍光灯は光の色(色温度)が製品によって違うので、ソニーにいたっては4種類も持ってる。どれも、その場の照明と合わせることで白いものが白く写るようになると思えばいい。
ただ室内の照明に関しては、白熱灯や蛍光灯がどんどんLED照明に置き換わっていて、ものによって微妙に照明の色が異なるので、この先やっかいかなと思う。LED照明も白色とか昼光色と色の違いは用意されているけど、調光できるものもでてきてるから話はややこしい。わたしは、オートの雰囲気優先かホワイト優先かでけっこう済ませてる。
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