NEWS Weekly Top10
“ボンドロ争奪戦”は地獄か? 混乱で「販売中止」相次ぐも……小声で言いたい「シールは楽しい」
ITmedia NEWS Weekly AccessTop10
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は1月24~30日までの7日間について集計し、まとめた。
最近、「シールブーム」関連のニュースをよく目にするようになった。先週のアクセス8位にもシールに関する記事が入った。
衣料品チェーン「しまむら」のECサイトで、人気のシール「ボンボンドロップシール」(略称:ボンドロ)が発売されたものの、アクセス集中でサイトがつながりにくくなり、販売中止になった、という内容だ。
このサイトのボンドロ争奪戦に参戦し、あっけなく散った一人が筆者だ。お目当てのシールをカートに入れるところまではできたが、そこから進めなかった。
1シート550円の“高級シール”大流行
我が家のシールブームの始まりは、昨年10月の終わりごろ。小学生の娘が「シール帳がほしい」「友達とシール交換したい」と言い出した。
シール? なんで? と困惑し、しばらくスルーしていたのだが、どうしても欲しいと言う。シール帳1冊分集めるぐらいなら……と軽い気持ちで買い与えたのが沼への入り口だった。
シールは、1シート100~200円程度、高くても300円ぐらいかな、と思っていたが、今人気の「ボンボンドロップシール」は定価550円だ。高い! のだが、その価値に筆者は納得してしまっている。
かわいいんですよ、ボンドロ。
ツヤっとぷっくりしていて、一つ一つが繊細で美しい。「これは、いいものだねえ」。初めて見たときにそう思ってしまった。親の私が。
昨年11月ごろはまだ、ボンドロが定期的に入荷する店が多少はあったので、見つけると購入していた。だがクリスマス前ぐらいから、まったく見当たらなくなった。人気が過熱し、入荷しても即完売。売っている店に出合えたら奇跡、という状態になり、今もそれは続いている。
今回、しまむらECで販売中止になった他、渋谷ロフトも、「開店前ならびに販売時の安全確保とトラブル防止のため」店頭での取り扱い中止を発表した。シールを扱う店舗の店員さんたちは「ボンドロありますか」と聞かれるのに飽き飽きしている、という話がSNSで流れている。
メルカリでの転売もすさまじい。いま見てみたら、550円のボンドロが2~4倍……1000~2000円程度で取引されていた。こうした“相場”に慣れると、ごくまれに店頭で定価で売っているボンドロを見かけると「安い!」と買ってしまう、金銭感覚のバグが起きる。
偽物も横行している。中国系のECサイトやAmazonなどで売られているぷっくりしたシールはほとんどが偽物のようだ。素材がペラペラだったり、印刷がズレていたりする他、正規のぷっくりシールが販売されていないキャラ(ラブブなど)の海賊版シールも大量に出回っている。
でも……シール集めが楽しい親もいる(小声)
ボンドロを巡る狂騒を、多くの親は苦々しく感じている。地獄のような争奪戦に巻き込まれたくないと思っている親がほとんどのようだ。
ただ筆者は……すみません、楽しんでしまっています。転売には手を出さないけれど、店頭でたまたま遭遇できると、買って子ども達に分ける。子ども達が平和に楽しくシール交換している様子はホッコリする。
手作りシールの制作も始めた。キャラの折り紙や100均の工作グッッズなどを駆使して、オリジナルのぷっくりシールを作るのだ。細かい作業だが楽しいし、子ども達に「かわいい! ほしい!」言ってもらえるとうれしい。
SNSでは、シールブームへのネガティブな評価が多いが、平和に楽しんでいる子どもと親もいる。ただ、苦々しく思う人の気持ちも分かるので、あまり大きな声で「楽しい」と言えない昨今だ。
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