荻窪圭のデジカメレビュープラス
ソニーの「サイバーショット」30周年 画期的なデザインと大胆な機構で注目を集めた“あの頃”(5/5 ページ)
もう一つ、高倍率ズームレンズを搭載した、古い言い方をすれば「ネオ一眼」的な「RX10」シリーズもあり、光学25倍ズームレンズを搭載。これはこれで魅力的であったが、「RX10 IV」を最後にディスコンのようである。
RXシリーズではフルサイズセンサーを搭載したコンパクト機RX1や、アクションカメラ的な位置づけのRX0も登場したが、これらの中でもっとも新しいのが、25年に突如登場した「RX1R III」である。まさかの復活にちょっと驚いたものだ。
ちなみにRX100のシリーズは、そのデザインやスペックを見ると、レンズ一体型のVLOGCAMに受け継がれたと思って良さそうだ。
短期集中連載にしないと紹介しきれないのだった
サイバーショット30周年なので、作例を交えつつその歴史を振り返ってみるかと気軽に始めたら、予想以上にシリーズが多くて、各シリーズのバリエーションも多くて、コンパクトデジカメ全盛期ってすごかったのだなと改めて感心してるところである。短期集中連載にでもしないときちんと歴史を辿れないほど。
あまりにシリーズが多いので、1~2代で終わってしまったもの──巨大なフラッグシップ機「DSC-R1」や、大容量メモリを積んだ「DSC-G1」,縦型の「DSC-M1」、スマホと連動して使うカメラユニットのみの「QX100」など──は、取り上げるスペースも気力も無かったので申し訳ない。
Powershotの次にサイバーショットを取り上げたのは、25年あたりから徐々にコンデジが復活しつつあるという話が漏れ聞こえているから。目立つのはリコーの「GR」や富士フイルムの「X100」といった大きなセンサーを積んだいわゆる高級コンパクトと、おもちゃみたいに気軽に使えるトイコンデジ系の廉価モデルなのだけど、「生まれてこの方、カメラといえばスマホだ」という世代に、カメラが再発見され、シャッターを押して写真を撮るという体験が新鮮に思われているという話を聞くと、今の時代だからこそ受け入れられるコンパクトデジカメってあるんじゃないかと思う。そして、一世を風靡したサイバーショットに、もう一度冒険してもらいたい、とちょっと思ったからである。
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