スリコのガジェット、なぜ売れる? きっかけは「コイン3枚」からの脱却 担当者に聞いた“ドカ売れ”の論理(1/2 ページ)

 ヘアアクセサリーやキッチン用品など、さまざまな雑貨が300円から手に入る「3COINS」(スリーコインズ)。生活雑貨のイメージが強いが、イヤフォンやモバイルバッテリーをはじめとしたガジェットも販売しているのはご存じだろうか。

3COINSの大型店「3COINS+plus」(記者撮影)

 実は、このガジェットが売れている。例えば、2023年に発売した「ワイヤレスゲームコントローラー」は約37万点、24年に発売した「クリアゲームコントローラー」は約16万点を販売。25年に発売した「ミニトイカメラ」は41万点以上売れているという。

ヒットした「ミニトイカメラ」
「クリアゲームコントローラー」

 昨今は100円ショップなどでも扱われているが、ガジェットといえば家電量販店やメーカーの直販店、ECモールなどで購入するのがまだまだ一般的だ。言わばライバルが星の数ほどいる状況だが、こうした中でどのように顧客の心をつかんでいるのか。3COINSを手掛けるパル(大阪市)で、デバイス商品の企画を担当する堀内しおりさんに話を聞いた。

高価格帯商品の足掛かりだったガジェット商品

 そもそも3COINSが本格的にガジェットを扱い始めたのは2020年ごろ。もともと有線イヤフォンや充電ケーブルなどを扱っていたが、いわゆる“アーリーアダプター”層での流行を参考に、ワイヤレスイヤフォンなどを扱うようになった。

 当時はまだガジェットも300円の商品がほとんどだったが、商品の幅を広げるべく高価格帯商品の取り扱いも検討しており、その足掛かりでもあったという。女性中心だった客層の変化も見込んでおり、家族連れで来店した際に男性が手に取ることも期待していた。

 現在ではイヤフォンにととまらず、スマートウォッチやスピーカー、果てはトイカメラやタブレット端末なども提供している。ECサイトでの提供を含め、ガジェットの販売規模は全商品の1割前後まで増えたという。

 客層は依然女性が中心なものの、外国人観光客がデザイン性のある商品をお土産として買っていくようになるなど、これまでなかった購買行動も見られるようになった。

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