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ソニー、Hi-MD対応プレーヤーを6月発売

» 2004年01月08日 15時57分 公開
[ITmedia]

 ソニーマーケティングは1月8日、大容量MD規格「Hi-MD」対応プレーヤー4機種を6月に発売すると発表した。ポータブルタイプ3機種とデスクトップタイプ1機種。容量1Gバイトのディスクも同時発表した。

photo Hi-MDウォークマン「MZ-NH1(左)、「MZ-NH3D」(右上)、「MZ-EH1」(右下)

 Hi-MDはソニーが同日発表したMDの新規格(関連記事を参照)。従来のMDも約2倍に大容量化でき、ATRAC3plusを採用したことで現行80分ディスクで最大13時間30分の録音が可能だ(ビットレート48Kbps時)。USBでPCと接続することで外部データストレージとしても使用できる。

 発表した対応プレーヤーは、Hi-MDウォークマン「MZ-NH1」「MZ-NH3D」「MZ-EH1」とHi-MDデスクトップオーディオ“サウンドゲート”「LAM-X1」。

photo Hi-MDデスクトップオーディオ“サウンドゲート”「LAM-X1」

 それぞれオープン価格で、各機種の仕様と実売予想価格は以下の通り。

製品名 MZ-NH1 MZ-NH3D MZ-EH1 LAM-X1
機能 録音/USB記録/再生 USB記録/再生 再生 USB記録・再生
録音・再生方式 リニアPCM/ATRAC/ATRAC3(LP2/LP4)/ATRAC3plus
実売予想価格 4万5000円前後 3万5000円前後 3万円前後 6万円前後

 Hi-MD使用時の対応ビットレートはリニアPCM時が1.4Mbps、ATRAC3時が132/105/66Kbps、ATRAC3plus時が256/64/48Kbps。従来のMDも再生可能だが、Hi-MDは現行MDプレーヤーでは再生できない。

 音楽ファイルの転送は専用ソフト「SonicStage Ver.2.0」(Windowsのみ)で行う。転送時にATRAC3plus/ATRAC3/ATRACを選択する仕組みだ。本体でリニアPCM録音したファイルをPCに転送することも可能になっている。

 PCストレージとして使用する場合、USBマスストレージクラスに対応しているため、接続するだけでWindows上からリムーバブルドライブとして認識可能になる。

 同時発売の1Gバイトディスク「HMD1G」の実売予想価格は700円前後。

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