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SCO、「MyDoom」作者に25万ドルの懸賞金

» 2004年01月28日 08時57分 公開
[ITmedia]

 米SCO GroupのWebサーバを狙った「MyDoom」ウイルス急拡散の知らせを受け、SCO Groupは1月27日、分散型サービス妨害(DDoS)攻撃を受けていると認め、同ウイルスの作者逮捕につながる情報に総額25万ドルの懸賞金を提供すると発表した。

 ダール・マクブライドCEOは、「過去10カ月間にSCOは何度かDDoS攻撃の標的とされてきたが、今回の攻撃は当社だけではなく、世界中の多くの企業・組織のシステムと生産性に被害を及ぼすものであり、はるかに厄介な問題だ」と批判している。

 SCOは、同社が権利を保有するUNIX技術がLinuxに不正流用されているとしてLinuxコミュニティーを攻撃している(特集記事参照)。同社のサーバを狙った攻撃は、先月半ばにも起きている(12月16日の記事参照)。

 SCOは、今回の攻撃に関与した人物の特定に向けて、米シークレットサービス、連邦捜査局(FBI)などの法執行機関と協力しているという(→詳細記事)。

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