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» 2004年02月10日 21時40分 公開

きょうはPrescott Readyな「GA-8VT880 Ultra」のコストパフォーマンスに感動した(1/2 ページ)

インテルから先日発表された90ナノプロセスを採用した新世代Pentium 4。いまPentium 4マザーボードを入手するなら、Prescott対応かどうかが大きな選択条件となる。今回はGIGABYTEのPrescott対応のPT880マザーを評価してみた。

[寺崎基生,ITmedia]

 GIGABYTEでは、Intel 875P/865ファミリー、SiS 655ファミリーなどのチップセットを搭載した対応マザーをこれまでもリリースしてきたが、VIA製チップセットを搭載したPrescott対応マザーボードはGA-8VT880 Ultraが初めてのモデルとなる。

GA-8VT880 Ultra

 搭載しているチップセットは「PT880」で、デュアルチャネルのメモリバスをサポートしたIntel 865PEのライバル的存在である。VIAとしては初のデュアルチャンネル対応モデルでもあり、搭載マザーが登場したときには、そのパフォーマンスに大きな期待がかけられていた。これまでのテストでは概ねIntel 865PEに迫るパフォーマンスを発揮しているので、コストパフォーマンスも考えると、ユーザーの期待に十分こたえているといえるだろう。。

 サウスブリッジはVIA VT8237で、ノースブリッジとサウスブリッジの間は1066Mバイト/秒の帯域幅を持つUltra V-Linkで接続されている。USB 2.0やUltra ATA/133、Serial ATAなどはサウスブリッジの機能によって実現している。

ギガビットLANやRAIDなど、豊富なオンボード機能を搭載

 豊富な機能をオンボードチップでサポートしていることも、GA-8VT880 Ultraの特徴といえる。サウスブリッジの機能で実現している機能に加え、ギガビットLANやIDE RAID機能、6チャネルオーディオをオンボードでカバーしている。また、IEEE 1394のコントローラチップの実装しており、背面のI/Oポートには2ポートのコネクタが用意されている。

 見ための部分で最も目立つのが、電源部にあるヒートシンクだ。上面が斜めカットされており、角度によってメーカーロゴが読み取れるだけでなく、金色メッキが施されているためかなり目立つ。このヒートシンクが配置されている基板の裏側にもヒートシンクが用意されており、両面から放熱できるようにしてあるなど、レギュレーターの冷却にかなり気を使っているようだ。

 また、GIGABYTEマザーの特徴の一つである「DualBIOS」もサポートされている。BIOS ROMを2個搭載することにより、アップデート時などに片方のROMに不具合が発生しても、もう片方のROMで起動できる機能だ。エマージェンシー的な使い方のほか、バージョンの違うBIOSをインストールして、パフォーマンスを比較するといった使い方もできる。

バックパネルはUSB 2.0が4ポート用意されているが、VT880 Ultraとしては全部で6ポートのUSB 2.0をサポートしている

ハイエンドマザーらしく、オーバークロックに関する詳細設定が豊富

 FSBは最大で255MHzまで1MHz単位で設定可能となっている。CPUコア電圧に関しても1.6V以下は0.0125V単位とかなり細かな設定が可能、1.6Vから1.85Vの間でも0.025V単位で設定できる。設定間隔がかなり細かく刻まれているので、CPUの持つマージンを極限まで探ることがができるだろう。さらに、動作クロックにつられて、PCIクロックが上昇しないように、PCI/AGPクロックを独立して設定することも可能だ。メモリ電圧、AGP電圧とも、デフォルトから0.1V単位で3段階のオーバーボルテージを可能としているなど、設定の自由度はかなり高いと言えるだろう。

 また、GIGABYTEの独自の設定である「C.I.A」という機能もこのマザーではサポートしている。C.I.Aとは「CPU Inteliigent Accelarator」の略で、CPUの負荷に応じて自動的にクロックを調整する機能。高性能と省電力を両立してくれる機能である。

自動アクセラレーション機能「C.I.A」の設定ダイアログ

ベンチマークの結果はi865PEとほぼ同等の高性能

 いつものレビューと同様、SYSmark2002を中心に、3DMark2001 SE、3DMark03、Sandra2004などのベンチマークでパフォーマンス測定を行った。比較用データとしてIntel 865PEチップセットを搭載するASUSTek P4P800も同等の環境で測定している。CPUは、前回のGA-8TRS300のテストから「2004年初頭の平均的自作PCユーザーの環境」として使い始めたPentium4/3GHz。2月に入り、Pentium 4の価格改定があり、3GHzでも2万円台前半で購入できるようになってこともあって、ミドルクラスのCPUと呼べるようになってきた。

SYSmark2002
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