世界の半導体売り上げ26.6％増

[ITmedia]

　半導体工業会（SIA）は3月1日、1月の世界半導体売り上げは前年同期比26.6％増の155億ドルに達したと発表した。前月比では例年の傾向通り、3％減となっている。

　1月の売り上げは12月に比べて全地域で減少したが、昨年1月との比較では堅調な伸びを示し、アジア太平洋地域は中国の伸びに牽引されて34％、北米と南米で14.8％、欧州19.5％、日本は32％増加した。

　SIAプレジデントのジョージ・スキャリーゼ氏は、「売り上げは2004年を通じてすべての主要市場、特にコンピュータ、通信、世界のコンシューマーおよび自動車分野で堅調に推移し、現行の予想通り19.4％の伸びが見込まれる」としている。

　コンシューマーの新しいモバイル技術への移行や企業のITシステムアップグレードが進み、景気が回復する中、2004年の半導体市場は通信、コンピュータ、コンシューマー分野が牽引するとSIAは予測している。