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パワードコムとDTIが個人向けISP事業を統合、ブランドは併存

» 2004年03月22日 15時45分 公開
[ITmedia]

 パワードコムは3月22日、個人向けISP事業をドリーム・トレイン・インターネット(DTI)と7月1日付けで統合すると発表した。両社のISPブランド「Powered Internet[POINT]」と「DTI」は当面そのまま残し、ブランド統合は未定。事業統合後は会員約50万人、年間売り上げ約100億円超となる。

 パワードコムは7月1日付けで個人向けISP事業を分割し、DTIに統合する。DTIは新たに発行する普通株式4万108株すべてをパワードコムに割り当て交付し、パワードコムのDTI出資比率は96.2%に上昇する(現在は75.96%)。

 パワードコムの前身の旧東京通信ネットワークは2003年にDTIを連結子会社化したが(関連記事を参照)、個人向けISP事業はそれぞれ併存していた。個人向けISP事業はブロードバンド競争で事業環境が厳しさを増しており、統合で1社体制とすることで迅速な意志決定が図れるほか、インフラやコールセンターの共通化でコスト率も向上できる。サービス面では特に、パワードコムが強みとする電力系FTTHサービスに力を入れていく。

 POINTとDTIのユーザーは、統合後も現サービスや「東京電話マイラインセット割引」などの特典をそのまま利用できるとしている。

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