NEC、NEC情報システムズと理化学研究所(理研)は4月5日、グリッド技術を利用したバイオ解析システム構築のための共同研究を実施することで合意したと発表した。
国内最大級のグリッドシステム「OBIGrid」上で遺伝子やタンパク質の相同性検索サービス「GridBLAST」を使い、グリッドサービスに最適な課金方式や、信頼性向上の方法などについて検討する。
遺伝子やタンパク質のデータは、構造解析手法の発展に伴って爆発的に増加しており、従来の手法では処理に時間がかかっていた。PCクラスタ計算機などを使った並列処理で高速化は可能なものの、1組織が所有できる計算資源には限界がある。
3社は専用グリッド技術の開発で、各組織の計算資源を集積して大規模な計算環境を構築、検索に要する時間を大幅な短縮を図る。
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