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MS、ストレージ対応のOS機能強化

» 2004年04月06日 08時23分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月5日、アリゾナ州フェニックスで開催のStorage Networking Worldで、Windows Storage Server 2003の新機能としてExchange Server 2003のサポートを発表した。また、WindowsにおけるFibre ChannelとiSCSI SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)の管理簡易化のための一連の取り組みを明らかにした。

 Windows Storage Serer 2003がExchange Serverに対応したことで、Windows Storage Server 2003を採用したNASデバイス上にExchange Server 2003のデータを集約できるようになる。

 また同社はFibre Channel SANのホストとしてWindows Server 2003を利用するための新ツール「Fibre Channel Infromation Tool」を5月に無償ダウンロード提供開始する。今回のStorage Networking Worldでは、Emulex、LSI Logic、QLogicがこの製品のデモを行っている。

 同社はさらに、Windows Server 2003のSP1に各種のトレース/ロギング機能を統合し、SAN上のストレージドライバから利用できるようにする。現在までにAdaptec、Emulex、Intel、LSI Logic、QLogicなどが、自社のストレージドライバでこの新機能のサポートを約束しているという。

 このほか、MicrosoftのiSCSI対応アーキテクチャにおけるWindows Server 2003 Datacenter Editionのサポート、Microsoft Multipath I/OでのiSCSIネイティブサポートなどが発表された。

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