Microsoftが宿敵Sun Microsystemsと全面的に和解したという先週末のニュースは世間を驚かせたが、週が明けて4月5日、もう一つ衝撃的なニュースが待っていた。Microsoftが自社のソースコードの一部をインターネット上で自由に入手できるようにしたのだ。
Microsoftは、SourceForge.net上でこのコードをリリースした。SourceForge.netはオープンソースソフト開発プロジェクトを無料ホスティングしているWebサイト。
リリースされたのはWindows Installer XML用の「WiX」と呼ばれるMicrosoftのツールセット。XMLソースコードからWindowsインストールパッケージを構築するためのツールだ。
Microsoftのシェアードソースプロジェクト担当マネジャー、ジェイソン・マタソー氏によると、WiXは、IBMをオリジナル作者とするオープンソースライセンスCommon Public License(CPL)の下で提供されている。同ライセンスはOpen Source Initiative(OSI)が承認しているライセンスの一つで、opensource.orgのサイトにも載っており、開発者がコードを修正し、それを商用製品に採用することを許可するものだと同氏は説明した。
「当社がオープンソースライセンスの下でプロジェクトを掲載したのは今回が初めて」と同氏。→詳細記事
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