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AMD、メモリ、プロセッサ好調で黒字

» 2004年04月15日 08時32分 公開
[ITmedia]

 米AMDは4月14日、第1四半期(1〜3月期)決算を発表した。売上高は前年同期比73%増の12億3600万ドル、純利益は4500万ドル(1株当たり12セント)。前年同期は1億4600万ドル(同42セント)の純損失を出していた。

 ロバート・リベットCFOは発表文で「フラッシュメモリとマイクロプロセッサ事業で堅調な売り上げを記録し、季節的に低迷するこの四半期にあって両事業とも黒字を出した」と述べている。

 メモリ部門の売上高は過去最高の6億2800万ドルを記録した。これは前年同期比188%増、前期比でも11%増。富士通と統合させたフラッシュメモリ事業では、前年同期の営業赤字300万ドルから、1400万ドルの営業黒字に転換した。フラッシュメモリの売り上げが伸びたのは、ワイヤレスと組み込み市場での好業績と、MirrorBit技術を基盤とした製品の出荷増大によるもので、地域別ではアジア太平洋と北米・南米で特に堅調だったとしている。

 コンピュテーションプロダクト部門の売上高は前年同期比22%増、前期比2%減の5億7100万ドル。Opteron、Athlon 64、Athlon XPが引き続き堅調で、エンタープライズ市場への浸透拡大に支えられて平均販売価格(ASP)は4四半期連続で上昇した。

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