MS、通信プロトコルのライセンス条件をさらに緩和
米司法省からの指示で、Microsoftが第三者にライセンス供与するWindows通信プロトコルの利用可能範囲を拡大した。
このライセンス供与は「Microsoft Communications Protocol Program」(MCPP)と呼ばれるプログラムによって進められている。MCPPで当初許可されていたプロトコル利用可能範囲は、WindowsクライアントとWindowsサーバ間の通信だったが、米連邦地裁に4月14日提出された報告書によると、Microsoftは同プロトコル利用可能範囲を、特定のサーバ同士の通信、およびサーバと非Windowsクライアント間の通信にも拡大した。裁判所提出書類では、通信の種類は特定されていない。
14日提出の書類は、米司法省とMicrosoftが結んだ独禁法訴訟の和解合意を、Microsoft側が確実に守っているかどうかを裁判所に報告した共同ステータスレポート。
Microsoftは司法省と和解する際、通信プロトコルを、非差別的かつリーズナブルな条件で第三者に提供することを義務付けられた。同社は一昨年8月に同プロトコルのライセンス提供を開始(2002年8月6日の記事参照)。その後、司法省からのコメントを受けて何度かプログラムに修正を加えている(2004年1月26日の記事参照)。
MCPPに対しては、これに関心を示す企業はごくわずかとの批判も多いが、14日の報告書によると、契約者数は1月の報告から3社増えて14社となった。新たにライセンスを受けたのはTime Warner、Sun Microsystems、デジタル認証サービスのGeoTrustとなっている。
14日の報告書によると、Microsoftは、通信プロトコルについて解説した技術文書をシンプルなものにすることにも同意したという。司法省が監督する委員会に、Microsoftの技術文書に対する苦情が寄せられた。これを受けてMicrosoftは、5000ページ以上に及ぶ技術文書を、もっと簡易なものにすることを約束したという。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR