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国内IAサーバ市場、デルがNECを抜きトップに

» 2004年04月21日 12時11分 公開
[ITmedia]

 ガートナージャパンは4月21日、2004年第1四半期の国内IAサーバ市場動向(台数ベース)を発表した。総出荷台数は前年同期比12.9%増。メーカー別シェアではデルがNECを抜き、初のトップに立った。

 総出荷台数は11万9067台。2003年第2四半期以降、GDPの成長に連動した2桁成長が続いている。「景況感の回復とともに企業がIT投資に前向きになっている一方、コスト抑制も求められているため、コストパフォーマンスの高いIAサーバに需要が流れている」(同社)。

 デルは前年同期比36.5%増の2万4850台を出荷、同6.3%増(2万3950台)にとどまったNECから首位を奪った。「割安感をアピールするデルのプロモーション活動やサポート体制が、購買意欲を高めた」(同社)。

 3位は日本ヒューレット・パッカード(2万800台、前年同期比19.5%増)、4位は富士通(1万9580台、同1%減)、5位は日本アイ・ビー・エム(1万5600台、同24.6%増)だった。外資系ベンダーが平均27%増の高成長を見せる一方、国産ベンダーの平均成長率は1%。「外資系ベンダー間で低価格競争が過熱し割安感が増しているため、多くのユーザーが外資系を選択したのだろう」(同社)。

 同社では、同市場は第2四半期も2桁成長が続くと予測。PCサーバ市場では11.9%の成長を見込んでいる。

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