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日本信販、カード番号含む個人情報10万人分が流出の可能性

» 2004年04月26日 17時59分 公開
[ITmedia]

 日本信販は4月26日、同社が発行するクレジットカード「NICOSカード」の会員情報の一部が社外に流出した可能性があると発表した。情報にはカード番号も含まれ、最大約10万人分に上る可能性があるとしている。

 同社によると、3月9日から4月23日にかけ、4人の会員から同社に「債権回収会社から、身に覚えのない有料サイトの未納料金請求書が郵送されている」などと問い合わせがあった。宛名書きに記載された氏名・住所などと同社登録情報との表現が一致したことから、情報が社外に流出した可能性があるとして調査を始めた。

 その結果、1月に送付した保険商品のダイレクトメール用に抽出した会員データ9万9789人分のファイルに4人が入っており、同ファイルから情報が流出した可能性が高いと判断した。流出した可能性のある個人情報は、カード番号と氏名、郵便番号、住所、電話番号、性別、生年月日の7項目。

 抽出したデータはいったんMOディスクに保存し、受け取った委託業者がダイレクトメールを送付した。MOは業者から返却されているという。

 MOには同ファイルのほかに5ファイル合計21万6407人分のデータも含まれていたが、現在までに問い合わせがないため、現時点では5ファイルが流出した可能性はないとしている。

 流出した可能性がある約10万人に対しては26日、心当たりのない請求に注意するよう呼び掛ける文書を発送した。また新カードも送付する。

 今後、社外の専門調査機関や警察の協力し流出経路などの解明を進める方針。

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