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CA暫定CEO任命、決算修正を報告

» 2004年04月27日 08時27分 公開
[ITmedia]

 米Computer Associates International(CA)は4月26日、取締役のケネス・クロン氏(47)を暫定CEOに任命する人事を発表、併せて2000年度と2001年度の決算修正報告を米証券取引委員会(SEC)に提出したことを明らかにした。

 CAは不正会計疑惑の責任を取る形で先日サンジェイ・クマー氏が会長およびCEO職を降板(4月22日の記事参照)。現在後任探しを行っている。クロン氏は元Vivendi Universal GamesのCEOで、2002年にCA取締役に就任した。また、今月CA入りしたばかりの新任のCFO、ジェフ・クラーク氏にCOOを兼務させる人事も同時に発表された。

 一方、2000年度と2001年度の決算をめぐっては、監査委員会の調査の結果、売上高計22億ドルの算入に問題があったことが判明したと報告。これを受けて2000年度の売上高を60億9400万ドルから60億9200万ドルに修正、純利益や1株利益には影響しないとしている。2001年度の売上高は41億9000万ドルから47億4800万ドルに修正され、純損失は5億9100万ドル(1株当たり1.02ドル)から2億5800万ドル(同44セント)に修正された。

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