オープンソースのJavaアプリケーションサーバで知られる米JBoss Groupの創業者でCEOのマーク・フルーリ氏は4月26日、サードパーティが補助的な製品を提供できるようにするため、ESBをオープンソース形式で提供する可能性があると明らかにした。
これは、米サンフランシスコで開催のJ2EE 1.4キックオフイベントでの発言。JBossはルールエンジンなど、ほかの技術もオープンソースで提供する可能性がある。
ルールエンジン、ワークフローエンジン、ESBは「オープンソース化の候補だ」とフルーリ氏は語り、「どのスタックがオープンソースとして存続可能かを考えている」とした。
ESBは、通常、Webサービスインテグレーション技術と連携し、ネットワーク上のサービスやメッセージを、必要とされる場所に配送する「サービスブローカー」の役目を果たす。JBossはESBを、GPLもしくは商業ライセンスのいずれかでライセンス供与する考え。
JBossの計画では、JBossがESBのソースツリー維持を担当、JBossとISVパートナーがこのソースツリーに読み書きできるようにする。フルーリ氏は、「プロフェッショナルなオープンソースツリーを作る別の方法があるのだということを証明したい」と語る。JBossがプロフェッショナルコミュニティー全体のためのツリーを維持し、ESBと連携するソリューションを販売するサードパーティは、コストのかかるESBインフラ維持の負荷を追わなくてもいいようにするという。
ESB技術は最近、一つのトレンドとなっている。Sonic Softwareなどの企業がESB技術を提供、BEA SystemsもESB製品を発表する見通しだ。
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