ITmedia NEWS >

TurbolinuxでWindows Mediaファイル再生可能に MSがライセンス供与

» 2004年04月27日 11時44分 公開
[ITmedia]

 ターボリナックスは4月27日、Windows Media形式の映像・音楽再生に対応したデスクトップPC向けLinux「Turbolinux 10 F...」を5月28日に発売すると発表した。1万6590円(税込み)。

 2003年10月に販売開始したデスクトップOSの最新版「Turbolinux 10 Desktop」(Turbolinux 10 D)に、映像や音楽の再生機能などを追加した。主なパッケージ構成は、Linuxカーネル 2.6.0、glibc 2.3.2、XFree86 4.3.0、GCC 3.3.1、KDE 3.1.5。

 米Microsoftとライセンス契約を結び、Windows Mediaフォーマットのストリーミングコンテンツ再生技術を組み込んだ「Turboメディアプレーヤー」を開発。「Linux上では世界で初めて正式にWindows Mediaフォーマットのコンテンツ再生が可能になった」(同社)。

photo Turboメディアプレーヤー

 Real Audio/VideoやMP3の再生も可能なほか、Flashアニメ、JAVAアプレットにも対応している。DVD再生ソフト「PowerDVD」のLinux版も「世界で初めて」(同社)標準で収録、CSSで保護されたDVD-Videoの合法的な再生が可能だ(関連記事参照)。

 「MSN Messenger」「ICQ」「AOLインスタント・メッセンジャー」利用時は、Windowsマシンとの日本語による双方向通信が可能。「iPod」との連携にも対応している。

 「Turbolinuxオンラインショップ」での先行予約は4月28日から受け付ける。Turbolinux 10 Dユーザー向けのアップグレードパックも7140円(税込み)でラインアップするほか、そのほかのTurbolinuxユーザーは、1万1340円で購入できる優待販売もオンライン限定で行う。

 また、「10 F...」発売日には、東京フォレックスフィナンシャルから同製品をプリインストールしたノートPCが発売されるほか、ソルダムからもプリインストールPCを発売予定だという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.