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RealNetworks、訴訟費用で赤字拡大

» 2004年04月30日 08時04分 公開
[ITmedia]

 米RealNetworksが4月28日発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、売上高が前年同期比29%増の6040万ドル、純損失は1040万ドル(1株当たり6セント)となった。前年同期の純損失は280万ドル(同2セント)だった。

 今回の純損失には、独禁法訴訟関連費用の230万ドル、会員制サービスからPGAツアー関連コンテンツを削除したことに伴う経費490万ドルが含まれる。これら経費を除外すると、純損失は320万ドル(同2セント)になる。

 ロブ・グレイザーCEOは「第1四半期で当社の事業には弾みが付いた。この弾みはコンシューマーサービス、特に音楽とゲームの成長によってもたらされている。デジタル音楽サービスの会員は45万人を超え、ナンバーワンの会員制音楽サービスになったと考えている」との談話を発表。その上で、今年末までには四半期決算で訴訟費用を除いた最終損益の黒字を達成できる見通しだといる。

 RealNetworksは昨年12月、Microsoftを相手取った独禁法訴訟を起こしている(12月19日の記事参照)。

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