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全天立体視界のゲームが登場 「オーニソプターアドベンチャー」

» 2004年05月14日 19時53分 公開
[ITmedia]

 「おそらく世界唯一」という360度立体視野のゲーム「オーニソプターアドベンチャー」が登場した。ベンチャー企業のビーアクティブなどが開発したもので、見渡す限りの仮想空間内で自由に鳥形飛行機を操縦できる。

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 岐阜県科学技術振興センターが「VRテクノジャパン・テクノプラザ」(各務原市)に所有する6面没入型立体映像システム「COSMOS」用に開発した。COSMOSは視野角制限がない完全な全天表示が可能で、プレイヤーが液晶シャッター式ゴーグルを装着すると、頭の位置や角度をセンサーで検出してリアルタイムに映像に反映。CGとプレイヤーとの位置関係などを正確に表現できる。

 オーニソプターアドベンチャーでは、プレーヤーはゴーグルを付けて中央のコクピットに座り、左右のジョイスティックでオーニソプターの翼を動かし、ゲーム世界を飛び回る。全6ステージで、最大所要時間は13分程度だ。

 企画開発をビーアクティブが、制作は岐阜県の第三セクター、VRテクノセンターが担当、岐阜県生産情報技術研究所が技術協力した。

 残念ながらCOSMOSは研究施設のため、一般が楽しめる機会はあまりない。テクノプラザが毎年1回開くイベント「テクノメッセ」での公開を期待しよう。

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