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Intel株主、ストックオプション費用計上案を採択

» 2004年05月20日 08時43分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Intelの株式総会が5月19日開催され、株主らによって、拘束力はないものの同社にストックオプションの費用としての計上を求める決議が採択された。

 Intel広報担当者のチャック・マロイ氏によると、同決議案は54%の支持を集めた。

 ストックオプションの会計処理方法については、米議会や米財務会計基準審議会(FASB)で変更に向けた検討が進められているが、米国の公開企業が米証券取引委員会(SEC)に決算報告書を提出する際、現状では、ストックオプションの影響は、脚注としての付記でもかまわないことになっている。だが一部企業は、ストックオプションを損益計算書に含める方針に転換している。

 Intelのクレイグ・バレットCEOは、こうしたストックオプションの費用計上に、最も声高に反対してきた業界幹部の1人。Intelのようにストックオプションを従業員手当の一部として使ってきたハイテク企業にとって、費用計上は脅威だとしている。

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