米Apple Computerは、Mac OS Xの開発ペースを緩めていく考えを明らかにした。
Appleの最高ソフト技術責任者、アビー・テバニアン氏は、「ペースを若干ゆるめていく。ずっと同じペースを続けてはいけないからだ。だが周囲から見れば、依然として実に速いペースに見えるだろう」と語った。
Mac OS Xが2001年に発売されて以来、Appleは3回のメジャーアップデートをリリース、7月のWorldwide Developers Conference(WWDC)ではMac OS X 10.4「Tiger」を披露する計画だ(5月6日の記事参照)。同社はTigerの出荷時期については明らかにしていない。
テバニアン氏はSIIA Enterprise Software Summit 2004で、「Appleは製品を法人市場にフィットさせる取り組みで大きな進歩を遂げているが、それが表に現れるまでは時間がかかる」とも述べた。
「ここしばらく、当社はこの市場に強いベンダーとは到底言えなかった。企業がすんなり、当社の製品がベストの選択肢だと勝手に思い込んでくれるとは思っていない」と同氏。
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