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エンタープライズアーキテクチャのユーザー団体設立

» 2004年05月20日 11時21分 公開
[IDG Japan]
IDG

 優れたITシステム構築のための手法確立と情報交換を目的に、新たなユーザー組織「Enterprise Architecture Interest Group」(EAIG)が結成された。

 会員には、General Motors(GM)、Volkswagen、DaimlerChrysler、Booz Allen Hamilton、Rochester、オークランド大学、サンディア米国立研究所、Zachman Institute for Framework Advancement(ZIFA)などが名を連ねる。

 EAIGは来月、同団体の最初の成果としてアーキテクチャのビルディングブロックとなる12のメタモデルをリリースする計画だ。また作業部会を用意して、エンタープライズアーキテクチャ(EA)の効果測定方法を検討し、EAIG会員とその所属組織にとって利用価値のあるモデルの開発に取り組む。

 創設メンバーであるGMのチーフアーキテクト、リチャード・タガート氏によると、EAIGの目標はEAのための標準、手法、実践例を作り上げること。ベンダーをメンバーに加える考えは今のところなく、特定ベンダーに肩入れしない中立的姿勢を取る方針。「テクノロジー中心ではなく、実践に重きを置くことが重要だ」と同氏。

 参加費は年間5000ドルから。

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