GPL守るFSF、SCOの召喚状を拒否
Linuxに採用されているオープンソースライセンス、General Public License(GPL)を作成した組織であるFree Software Foundation(FSF)は、米SCO Groupによる召喚状で求められた資料を一切提出しない考えだ。SCOは多額の賠償金を求めてIBMを提訴し、11月にFSFへ召喚状を送付している(2003年11月13日の記事参照)。
FSFは5月18日、Webサイトに同団体のエグゼクティブディレクター、ブラッドリー・クーン氏の手による次のような声明を掲載した。「要求された資料を一切提出する考えはない。特にGPLの保全にかかわる場合、われわれの法で守られた信頼を裏切るつもりはない」
SCOは、「GPLはFSFによってのみ行使されるものだ」として、GPLの法的行使力に疑問を投げ掛けている(2003年10月28日の記事参照)。
一方、SCOと係争中のIBMは、SCOは最近までLinux製品を販売していたのだからLinuxの利用に対して料金を徴収するのはGPL違反だと主張している。
SCO広報担当のブレーク・ストーウェル氏によると、同社はIBMとの訴訟で自社に有利な証拠を得る目的でFSFに召喚状を送付した。「IBMがGPLを盾に使うつもりなら、そしてIBMとFSFの間に何らか協力関係があるのなら、それが何であるのかを知りたい」と同氏。
FSFのクーン氏によると、SCOの召喚状は「GPLと、1999年以降のGPL行使にかかわる文書を、事実上1枚残らず要求している」という。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
損保ジャパン、約6万件漏えいか 大和証券・シチズンと同じ委託先への不正アクセスで
-
2
IDCFクラウドに不正アクセス 東日本の第1リージョンで障害
-
3
相次ぐ不正アクセス受け、古川デジタル相がコメント 国民に3つのサイバー対策呼び掛け
-
4
HIS子会社からパスポート情報流出か、最大627人分 昨年の不正アクセスを公表
-
5
バイブコーディングで作った公開中のWebアプリ、9割に脆弱性 MSの研究者など調査
-
6
「楽天ドライブ」に不正アクセス 保存したデータなど1.5万アカウント分が取得・閲覧のおそれ
-
7
Adobeツールの代替に? オープンソースの無料クリエイティブソフト「Crafting Apps」公開
-
8
Google広告の代理店アカウントに不正アクセス 顧客アカウントからカジノ広告無断配信 パスキー設定も侵入許す
-
9
不正アクセスなぜ急増 原因はAIか、それとも…… 専門家の見解は
-
10
自治体やJクラブのWebサイトが閲覧不能に、各地で相次ぐ──茨城県・小平市・京都サンガなど
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR