米Computer Associates International(CA)は5月24日、自社のデータベースソフト「Ingres Enterprise Relational Database」を新ライセンス方式の下、オープンソースコミュニティーに公開すると発表した。
同社がこのために採用する新ライセンス方式は「CA Trusted Open Source License」(CA-TOSL)。opensource.orgが提供するコモン・パブリック・ライセンスから派生したものだという。
IngresをCA-TOSLの下でコミュニティーに公開することで、オープンソースデータベース界の技術革新を支援し、開発者やアプリケーションベンダーによるIngresの利用を促進することが狙い。
独立ソフトベンダー(ISV)は、製品とともにIngresのソースコードを提供する限りにおいて、Ingresを製品に組み込むことが可能になる。CAは、CA-TOSL Ingresの有料オプションとして、サポートと免責保証を提供する。
同社では、Ingresは異種混在環境でほかのアプリケーションやデータとのシームレスな統合が可能なため、オープンソースISVがアプリケーションの組み込み技術として採用するのに適したデータベースだと説明している。
Ingresは90日以内にhttp://ca.com/opensourceで提供開始される。コード修正による外部からの貢献も、このサイトで受け付ける。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR