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Sun、一連の新製品・サービス発表

» 2004年06月02日 08時33分 公開
[ITmedia]

 米Sun Microsystemsは6月1日、上海で開催のSunNetworkカンファレンスで、一連の新サービスやハード、ソフトの新製品を発表した。

 社長兼COOのジョナサン・シュワルツ氏は開幕基調講演で「ネットワークコンピューティングの新時代が到来している」と宣言。「革新的な新技術と配信の仕組みによって、付加価値型のサービスをネットワーク経由で提供する道が開ける。Sunはネットワークコンピューティングにおけるこの新局面を推進し、業界を主導するシステムを提供するとともに、今日の固定価格モデルから業界を引き離し、ITをもっと予測しやすく同調的で柔軟性のあるものにする」と述べている。

 この理念に基づき、利用量に応じて料金を支払うストレージシステム「Utility Computing for StorEdge Systems」など、新しい料金体系を盛り込んだサービスを発表(昨日の記事参照)。

 このほか、Solarisのメジャーアップグレード、「Java Enterprise System」と「Java Desktop System」のバージョン2、ID管理用の新製品も併せて発表した。

 Windowsの代替製品をうたったJava Desktop Systemは、通常価格でデスクトップ当たり100ドルのところを、50ドルで提供するキャンペーンを12月まで続けると表明、これはMicrosoft製品に比べて85%以上も安い価格だと説明している。新版では中央からアクセス権の設定ができるほか、システムのアップデートやパッチを中央から適用可能。日本語、韓国語などの言語にも新たに対応した。

 また、Solaris 10向けのOSファイルシステム「Dynamic File System」は、Software Expressプログラムを通じて提供を開始。現在の64ビットファイルシステムに比べて容量が160億倍になり、事実上無制限のスケーラビリティが提供できるとしている。(→関連記事)

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