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タイトー、Windowsベースのアーケードゲーム基板を開発

» 2004年06月03日 17時01分 公開
[ITmedia]

 タイトーは6月3日、WindowsとPCアーキテクチャを採用したアーケードゲーム基板「Type X」を開発したと発表した。汎用アーキテクチャの採用とWindows開発環境を利用でき、開発コストを大幅に抑えられるとしている。今期中に対応タイトルを5−7本投入する計画。

 OSに組み込み用Windows XPを採用し、プロセッサもインテル製。ソフト開発はWindows用開発環境で行え、海外製の人気PCソフト移植も容易。グラフィックスチップをゲーム内容に応じて交換するといったことも可能だ。ゲームソフトはHDDに格納するが、コピーを防止するセキュリティ技術を導入している。

 アーケードゲーム基板では、各社とも独自アーキテクチャを採用するのが一般的。アーケードゲーム市場は回復しつつあり、良質かつ安価なゲーム開発を目的にType Xを開発した。

 対応タイトルはまず10月に第1弾を投入。今期中に約2万台の販売を目指す。他社への外販も積極的に進め、海外展開も図る。

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