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シャープ、太陽電池生産ラインを増強 新庄工場を世界最大に

» 2004年06月09日 20時52分 公開
[ITmedia]

 シャープは6月9日、奈良県新庄工場の太陽電池セル製造ラインを増強すると発表した。約40億円を投資し、年間生産能力を従来の248Mワットから、世界最大となる315Mワットに引き上げる。稼動は6月14日から。

新庄第3工場

 同社によると、昨年の世界の太陽光発電生産量は744Mワット。生産量は年4割ペースで伸び続けており、今年は1Gワットに達すると予測している。

 同社は今年度、国内向けには前年度比30%増の約150Mワット、海外向けには同2倍の約160Mワットの生産を予定。これに対応するため、同工場に大型・薄型の新型多結晶セルの新ラインを稼動させる。この増強により、同工場の太陽電池製造ラインは合計8ライン(単結晶シリコン:2ライン、多結晶シリコン:6ライン)となる。

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