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Ciscoの新ルータにIBMのカスタムチップ採用

» 2004年06月10日 08時36分 公開
[ITmedia]

 米IBMとCisco Systemsは6月9日、Ciscoの新ルータ用カスタムチップ「Cisco Silicon Packet Processor」 (SPP)の開発を両社共同で手掛けたと発表した。

 SPPはCiscoの「Carrier Routing System」(CRS-1)専用となる40GbpsのASIC。3800万のゲートと約1億8500万のトランジスタを装備、32ビットのプログラマブルRISCプロセッサ188個で毎秒470億の命令を処理できる。CiscoのIOS XRソフトと合わせて利用することで、キャリアは顧客の需要の変化に対応できるとともに、サービス提供の高速化が図れるとしている。

 両社は3年がかりでSPPをはじめとするCRS-1用のカスタムチップ10種類を開発。米ニューヨーク州にあるIBMの半導体製造施設で製造に当たっている。

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