米パデュー大学の6月8日の発表によると、同大学の数学者が数学上の未解決問題であるリーマン予想を証明したと宣言した。
ルイス・デ・ブランジェス・デ・ボルシア教授は、同大学のWebページに証明の過程を記した23ページの論文を掲載。ほかの数学者に向けてピアレビューを呼び掛けている。
こうした発表は正式な学会の場や学会誌で行うのが通例だが、クレイ数学研究所が2001年にリーマン予想を最初に証明する人物に100万ドルの賞金を提供すると発表しており、Webサイトで一足先に公表する運びとなった。
リーマン予想とは、ゼータ関数を複素数に拡張した、素数の本質に関する非常に複雑な理論。1859年に発表されて以来、150年近くもの間、正否をめぐって数学者を悩ませている。
ボルシア氏はBieberbach予想を約20年前に解いたことで知られる人物。
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