「Half-Life 2」の大幅な出荷延期を招いたゲームソースコード盗難事件をめぐり、複数の国で容疑者が逮捕されたことを、開発元のValveが明らかにした。
Valveによると、オンラインコミュニティーの協力が逮捕につながった。
「侵入事件の発表から数日以内に、オンラインゲームコミュニティーは、事件に関わった人物を突き止めていた」とValveのゲイブ・ニューウェルCEO。「この手のサイバー犯罪で従来、警察が解決できなかったような問題を、ゲーマーたちが、これほど迅速かつ賢く解明できたことは驚きだ」とする。
“コアグループ”が情報を手掛かりに、システム侵入者の残した足跡を分析し、個々の容疑者が特定されて逮捕に至ったという。
「コミュニティーが結束して犯人を追跡する様子を見て非常に頼もしかった。Valveの社員は全員、自分たちがいかにゲームコミュニティーに頼っているかを再認識した」(ニューウェルCEO)
シアトルにある、米連邦捜査局(FBI)の米北西部サイバー犯罪専門調査団は、逮捕の事実は認めているが、それ以外、この件について特にコメントしていない。
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