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» 2004年06月14日 11時05分 公開

全世界のプリンタ市場、2007年まで緩やかに成長

社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は6月11日、平成15年度の全世界のプリンタの市場動向・技術動向について報告書を発行、2007年まで緩やかな成長を続けると予測。

[ITmedia]

 社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)の情報端末事業委員会・プリンタ専門委員会は6月11日、平成15年度の全世界のプリンタの市場動向・技術動向について報告書を発行した。

 2003年のプリンタ世界市場は、欧米市場の需要回復・日本市場の景気持ち直し、アジア・パシフィック市場の継続的成長の結果、台数では9,470万台(前年比108%)、金額では4兆5,800億円(前年比104%)となった。

 今後2007年まで緩やかな成長を続け、全世界販売台数は2004年に1億台を超え、2007年には1億1500万台強になると予測される。

緩やかな減少傾向が続くドットマトリックス方式

 ドットマトリックス方式は世界的な代替需要や中国増税値対応などで穏やかな減少傾向を示し、2003年、台数で310万台(前年比96%)、金額では2,100億円(前年比95%)となった。

 今後も大きな市場成長要因が見あたらないが、他方式に優れる保守性・ランニングコストから台数、金額とも2005年までは年率4%程度の減少、それ以降は年率8%程度の減少と見込まれる。

インクジェット複合機は二けた台の伸び。2007年には過半数を占める

 インクジェット方式は,北米市場・西欧・日本市場でのインクジェット複合機市場の成長、中国やアジア・パシフィック市場の好調な推移により、2003年合計台数では7,470万台(前年比108%)、金額は1兆3,500億円(前年比105%)となった。平均単価の下落傾向は続いているが、インクジェット市場の28%(2,100万台)をインクジェット複合機が占め、拡大が顕著となっている。

 今後一けた台半ばから後半の成長を続け、2004年は全世界で8,040万台、2007年に9,290万台と予測。うち複合機は二けた台の伸びを続け、2007年には4,800万台とインクジェット市場全体の過半数を占めると予測している。

カラーページプリンタが市場の1割を占め、2007年には22%まで成長

 2003年ページプリンタ全体では、台数で1,335万台(前年比107%)、金額で1兆1,090億円(前年比96%)となった。このうち、カラーページプリンタは128万台(前年比137%)と2002年から継続して成長し、ページプリンタの1割を占めている。

 今後も緩やかな成長が続き、2007年で1,540万台に達すると予測。モノクロページプリンタ市場は買い替え需要が主体となり、緩やかな減少傾向となるが、中国市場が減少分を補い、モノクロページプリンタ全体としてはほぼ横ばいで推移すると予測する。

 カラーページプリンタ市場はモノクロからの置き換えが進み、2007年には334万台(ページプリンタ全体の22%)の規模を占めると予測される。

ページ複合機市場は順調な伸び

 2003年のページ複合機市場は,台数で356万台(前年比110%),金額では1兆9,400億円(前年比110%)と順調に伸びている。

 今後も安定成長を続け、2007年で450万台程度と予測。モノクロパーソナル複合機ではFAX機能からコピー機能を強化したフラットベットタイプが伸びる。モノクロワークグループ複合機では、デジタル機へ置き換えにより、市場が堅調に成長する。

 また,カラーページ複合機は低価格化が進むことにより本格的な拡大期を迎える。

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