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ITサービス市場、国外への業務移管が成長に貢献

» 2004年06月22日 08時24分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米Gartnerが6月21日発表した速報値によると、2003年の世界のITサービス市場規模は前年から6.2%拡大し、5690億ドルとなった。国外への業務移管が全般的な成長に貢献したと指摘している。

 米国を拠点とするベンダーが全体の売り上げに占める割合は59%と依然圧倒的。これに対し、米国などからの雇用流出が懸念されているインドのベンダーが占める割合は1.4%にすぎなかった。ただ、収益の伸び率は米国のベンダーの4%に対し、インドのベンダーは29%の伸びを記録している。

 アジア太平洋地域のITサービス市場は、2003年後半の景気回復に伴い10.3%成長。日本も11.3%の伸び率だった。ただ、この伸びは大部分が為替の影響によるもので、円ベースで換算すると日本の伸び率は3.5%にとどまっている。

 ベンダー別ではIBMが市場シェア7.5%で首位に立ち、次いでEDS(シェア3.7%)、富士通(同2.8%)、Computer Sciences(同2.2%)、Hewlett-Packard(同2.2%)の順となっている。

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