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palmOne、需要堅調で黒字転換

» 2004年06月22日 08時29分 公開
[ITmedia]

 米palmOneが6月21日発表した同社第4四半期(3〜5月期)決算は、売上高が前年同期比23%増の2億6730ドル、最終損益は1330万ドル(1株当たり27セント)の黒字に転換した。前年同期は1500万ドル(同51セント)、前期は930万ドル(同20セント)の赤字を出していた。

 無形資産の償却費用やリストラ経費などを除外した純利益は1590万ドル(同32セント)。第4四半期中のZire、Tungsten、Treo出荷台数は約110万台となり、通期では410万台を出荷した。

 通期の業績は売上高が前年比13%増の9億4970万ドル、継続事業の損失は1020万ドル(同26セント)で、前年の4億1790万ドル(同14.38ドル)から赤字幅が縮小した。

 palmOneのトッド・ブラッドリーCEOは発表資料で「当社はこの四半期で黒字化を達成、PDAとスマートフォンの需要も堅調に推移している。2004年度は事実上すべての財政指標を通じて非常に好業績で締めくくることができ、成長の加速と利益増大という前向きな展望で2005年度に突入している」と述べている。

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