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IP電話ソフト「Skype」のLinux向けβ版登場

» 2004年06月22日 09時57分 公開
[ITmedia]

 米Skype Technologiesは6月21日、これまでにWindows版が1400万件以上ダウンロードされたIP電話ソフト、SkypeのLinux向けβ1をリリースした。

 Skype for Linuxは、Windows版とほぼ同じ機能を持ち、インターネット接続されたほかのSkypeユーザーとの無制限の無料通話、最大5ユーザーまでの電話会議、インスタントメッセージングが可能。ただし、Linuxユーザーは電話会議のホストにはなれないという制限がある。

 Skype for LinuxはGNOMEとKDEに対応。glibc 2.2.5以降とQt 3.2以降のLinuxディストリビューションが推奨されており、「SUSE LINUX 9」やSun Microsystemsの「Java Desktop System Release 2」などのディストリビューションでテスト済み。

 SkypeのWindows版は20言語に対応。Linux版は現在英語版のみとなっているが、間もなく他言語版もリリースされる予定。β版のコードは、オープンソースライセンスに沿って公開されることはないと同社Webサイトに記されている。

 Skype for Linuxは、β期間中は無料だが、最終的に一部のサービスを利用するには、有料登録や前払いが必要になるという。

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