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スパム列強は中韓米露伯、スパム王はバイアグラ

» 2004年07月01日 08時04分 公開
[ITmedia]

 スパム対策ソリューションベンダーのCommtouchは6月30日、2004年前半に送られた数千万種のスパムメッセージを解析した結果を発表した。

 この調査によれば、この6カ月で毎日発生するスパムの種類は35万種から50万種に拡大している。メッセージの中で最も多いのが医薬品で、全体の29.53%。中でもバイアグラが14.1%を占める。続いてローンが9.68%、男性器、胸の伸長に関するものが7.05%となっている。

 スパム全体に占める、非英語の割合は5.77%と少ないが、スパムメッセージの誘導先となっているWebサイトは、6月には中国が73.58%を占めたという。これでも前月からは4.5%のダウン。第2位は韓国で10.91%、米国は9.47%。ロシアが3.5%、ブラジルが2.23%となっており、これら5カ国で99.68%を占める。

 また、CAN-SPAM法を順守したスパムの比率は、6月発生分で全体の9.8%を占めた。

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