市場調査会社Gartnerが7月8日発表した報告書によると、世界の半導体設備投資は今年、前年比51%増の448億ドル規模に達する見通しだ。
同社によれば、2004年の成長率はウエハー製造装置が63.4%、パッケージング/組み立て装置(PAE)が63.2%、自動テスト装置(ATE)が64.2%となる見通し。
製造の拡大で工場の稼働率も伸び、4〜6月期末時点で世界の半導体ウエハー工場の稼働率は94.3%と、1〜3月期末の93.2%から上昇。最先端の施設では4〜6月期末の稼働率が99%に達したという。
ただ、現在は需要に見合ったペースで製造能力が拡大しているが、受注は減速しつつあるとGartnerのアナリストは指摘する。
半導体設備投資は2005年10〜12月期には減少に転じ、同年の成長率は13.4%にとどまると予想。2006年は15.2%減、2007年は17.1%減となった後、2008年には再び11.7%のプラス成長に転じると見込んでいる。
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