最近出現した新ワームの「Atak.B」は、アルカイダシンパの仕業かもしれない――。ルーマニアのウイルス対策会社Bitdefenderがこんな説を発表した。
Attak.Bは暗号化されたコードの内容などさまざまな手がかりから判断すると、Melhackerの通称で知られるマレーシアのVXerが作成した可能性があるとBitdefenderは指摘。Melhackerはアルカイダ支持者として知られ、米国がイラクを攻撃すれば、ワームをばらまくと予告、このワームはKlez、SirCam、Nimdaの機能を併せ持ったものになると警告していたという。
同社によれば、Atak.Bはウイルス対策ソフトに検出されるのを免れる機能を持っているほか、各種ウイルス対策ソフト、ファイアウォール、デバッガなどのプログラムの機能停止を試みる。また、感染したコンピュータに裏口を開き、www.techtv.comのサイトに対してDDoS攻撃を仕掛けようとする。
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