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フジロック入退場管理にICタグ

» 2004年07月26日 14時46分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクBBは、7月30日−8月1日に開かれる「FUJI ROCK FESTIVAL '04」(FRF)で、観客の入退場管理を行う無線ICタグシステムを構築した。

 FRFでは、観客がリストバンド式チケットを身につけ、ゲートでスタッフが目視することで入退場を確認してきた。だが昨年は約10万人が来場するまでに規模が拡大し、偽造リストバンドなどへの対策が課題になっていた。

 新システムでは、リストバンドにRFIDを搭載。入退場ゲートの読み取り端末にリストバンドを近づけることでチェックする。確実に入退場チェックを行える上、入場者数をリアルタイムに把握することも可能になる。

 RFIDタグにはユニークIDナンバーが割り振られ、ゲートで読み取ったIDとサーバ上のIDを照合することで入退場認証を行う。リストバンドの留め具は、一度装着すると外す際にコワ得る仕組みになっており、複製やデータ改ざんが困難だという。

 FRFは新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催。今年はルー・リード、ピクシーズ、ベースメント・ジャックスなどアーティスト約170組が出演する(ちなみにモリッシーが突然キャンセルした)。

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