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ギャンブル広告掲載で大手検索サイトを提訴

» 2004年08月05日 07時57分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Yahoo!、Googleなど米国の大手オンラインコンテンツ提供企業が非合法のインターネットギャンブルの広告を載せたとして、8月3日、米国で集団訴訟を起こされた。

 訴訟では、これら被告企業が有料またはスポンサー広告を通じて各社の検索エンジンで違法なインターネットギャンブルサイトを宣伝し、金銭を受け取ったと主張している。

 この訴訟はカリフォルニア州の裁判所に起こされ、被告となっているのはYahoo!、Google、Overture Services、Ask Jeeves、Looksmart、CNet Networks、Altavista、Terra Lycos、Jupitermedia、FindWhat.com、Kanoodle.com、Business.com、Sex.comの各社。

 インターネットギャンブル会社はこうした検索エンジンを使って売り上げを伸ばすため、高額を支払う用意があると訴訟では指摘、次のように述べている。

 「『インターネットギャンブリング』の検索用語は、リード当たりの最高額がクリックスルーごとに12.97ドルという突出した金額になっている。これに続く高額の4位(ギャンブルサイト)とも、すべてクリックスルー当たり12ドル以上だった」。

 訴訟ではこうした不法行為の恒久的な差止命令を請求、被告やインターネットギャンブル運営企業が受け取った違法なギャンブル収益を、州税なども含めてすべて返還するよう求めている。

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